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靴フェスOsakaに出展します!

靴フェスOsakaに出展します!

来週3月9日、10日の2日間、大阪の革靴イベント、『靴フェスOsaka』に出展いたします。 SHOESLab.TORCH (シューズラボトーチ)の松田さんを中心に、大阪の靴好きの有志の方々が企画されました。昨年末からお話をいただいていましたが、魅力的なブランドが揃い、面白そうなイベントになりましたね。 アーチケリーはHAND MADE、サービスシューズのオーダーをメインに展開します。       Arch Kerry HAND MADE 最近の作例を紹介します! S-1342B U-Throat Wholecut Baltic Superbuck Suede   ブルースエードのホールカット。ビンテージで見られるような深い青をもとめて用意した、英ステッド社のスーパーバック「バルチック」。ウェルトに2重のステッチを掛けて往年のダブルコバを再現しました。   S-3440 Algonquin Boots Blue Horse Leather アーチケリーのVチップをブーツに仕立てました。アッパー、ライニングに馬革を採用しました。 オーダーしてくださったたかはしさんの情熱により生まれた名作。製作の経緯は氏のnote「愛のアーチケリー」に詳細がつづられています。...

トレーディングポスト銀座店オーダー会

トレーディングポスト銀座店オーダー会

アーチケリーとしては初の取り組みとなるトレーディングポストさんでのオーダー会です。昔からアレンエドモンズを取り扱いされている、アーチケリーも目標の一つとしていた靴専門店です。記念すべき初回のお店は銀座店となります。     好評いただいているネイビーラストのサービスシューズの予約も引き続き受け付けています。   このオーダー会から、ネイビーラストのフィッティングサンプルもお試しいただけるようになる予定です。サイズはUS6D~US10.5D、ハーフサイズありで展開します。 ※12/22追記 サービスシューズのフィッティングサンプルの製作過程でアッパーが裂けてしまうトラブルがあり、残念ながら今回のオーダー会には間に合いませんでした。ご期待に沿えず申し訳ございません。     WW2前後の40s-50sに使用されていたU.S. Navyの木型をコピーしたNavy Lastを使用したサービスシューズです。当時のフィッティングそのまま、ということでかなり細身のフィッティングになっています。       これまでアーチーラストでお試しされたお客様もフィッティングをあらためてご確認いただける機会となります。ぜひお試しください。 ※12/22追記 サービスシューズのフィッティングサンプルの製作過程でアッパーが裂けてしまうトラブルがあり、残念ながら今回のオーダー会には間に合いませんでした。ご期待に沿えず申し訳ございません。 確実にフィッティングをされたい方は、ご予約をいただき、ご来店時間をお伝えいただけますと幸いです。お問い合わせフォームから、またはお店直通の電話 03-3567-3739にて承ります。     もちろんアーチケリーハンドメイド、RTWのサンプルも展開いたします。   『Arch Kerry HAND MADE』 デザイン:10種類から 素材:国産カーフ、スエード(英ステッド社)、コードバン(米ホーウィン社)各色から、コンビネーションが可能 製法:グッドイヤーウェルト(ハンドラスティング)、ハンドソーンウェルト(オプション)...

8月阪急メンズ東京オーダー会

8月阪急メンズ東京オーダー会

定期的に開催している阪急メンズ東京でのオーダー会のお知らせです。 8月19(土)、20(日)の2日間、有楽町阪急メンズ東京5F ドレスシューズにてアーチケリーのオーダー会を開催します。 今回の8月阪急メンズ東京オーダー会は『Arch Kerry HAND MADE』のプレオーダー会として開催します。 先日お伝えしたとおり、2023年10月よりMTO(パターンオーダー)を新たに『Arch Kerry HAND MADE』とリブランドし、価格を改定することといたしました。 これまでスタイルによって135,300円から143,000円としていた価格が、一律154,000円となります。   今回はプレオーダー会としてリブランド後のオーダーメニューを提供いたしますが、これまでのMTOの価格でのオーダーが可能です。 『Arch Kerry HAND MADE』ではこれまでオプションでも承ることができなかった仕様を指定していただくことができます。主な内容は、 ■オプションでハンドソーンウェルト(別途有料)を選択可 これまでグッドイヤーウェルト製法のみでしたが、ハンドソーンウェルト製法もお選びいただけるようになります。ハンドソーンウェルト製法では、ソールの返りが良くなり柔らかく履けるというメリットもありますが、ソールやコバのデザインにも自由度が与えられるということも特筆すべきポイントです。スペードソールの再現も可能となります。   ■パターンの製作、パターン変更(いずれも別途有料)を承ります パターン製作ではアーチケリーのデザインサンプルにない靴を、既存の木型にマッチするという条件で製作します。内容によって、納期の延長が必要となります。先日納品したギザキャップトゥも、パターンの製作からスタートしたオーダーでした。パターン変更は人気のシームレスヒールなど実現できます。      【『Arch Kerry HAND MADE』のプレオーダー会】 サイズサンプルUS5.0(23.0cm)~US10.0(28.0cm)をお試しいただき足に合うサイズをお選びいただきます。...

S-1716 Stitched Tip Oxford

S-1716 Stitched Tip Oxford

昨年9月のISETAN靴博にお越しいただいたお客様。アメリカンビンテージ靴がお好き(かなりマニアックな靴もお持ちでした!)なことに加え、アーチケリーを製作する舘さんのブランドSANTARI(サンタリ)でのオーダー経験もあるということで話が弾み、後日オフィスにてオーダーをいただきました。       アーチケリーでは展開していないギザキャップトゥ。キャップの大きいギザピンキングと存在感あるステッチが特徴です。いわゆるフローシャイムのVIKING S-1311が有名ですが、40sから50sにかけて、ほぼ同じデザインの靴は他のメーカーでも生産されていた模様。     ビン靴ファンからも人気のこのスタイルですが、アーチケリーでも再現すべく密かに動いていた経緯があります。   2021年の12月、とあるビンテージシューズオーナーの方にお願いしてS-1311の現物をお借りしました。     BRAEBURN GRAINと称されるグレインレザー。これに近い革を探すところからスタート。 ポイントは2つ。キャップのギザを表現できる2mm以上の厚みがあること。革の表面のみ着色し、芯には染料を通さない丘染めであること。 結局1年近く試行錯誤し、ほぼそっくりな革を国内のタンナーさんにお願いし、開発することに成功しました。     今回は、そんな革が調達できたタイミングでいただいたオーダー。 木型はアーチーラスト、パターンを新たに起こして製作しました。     この靴いちばんの特徴、トゥキャップのギザ。これは専用のポンチを作り、職人が手で刻んでいきます。 刃が斜めに入ることで、断面は実際よりも厚く見える効果があります。     お客様のご希望で、ハンドソーンウェルト製法に変更しました。これもアーチケリーとしては初めての試みになりました。    ...

S-1611 Ventilated U-Wing Tip Oxford

S-1611 Ventilated U-Wing Tip Oxford

1月の大阪展でオーダーいただいたUウイングチップが完成、5月後半に納品しました。   ファッションのこだわりも強くアメリカンビンテージ靴(ビン靴)にもお詳しいお客様、50s前半と思しきパーフォレーションによるベンチUウイングの写真をお持ち込みくださいました。   もしベンチレーションが作れるならオーダーしようかと思っている、とのお言葉。   アーチケリーとしてもいつかは作りたいと思っていたベンチの靴を制作させていただく機会となりました。     かつては、暑い夏を涼しく快適に履けるよう、ビン靴ブランドの春夏カタログにはベンチレーションの靴が掲載されていました。   今回のようなパーフォレーションによるもの、ナイロンメッシュのもの、革を編み込んだメッシュのものと時代によって様々ですが、今回のパーフォレーションのものは中でも30sからの旧い時代に多く見られるかと思います。   30sはアールデコ調のデザインが靴にも取り入れられた時代。40sの終わりくらいまではアールデコなステッチとパーフォレーションをミックスさせたようなベンチレーションシューズも散見されました。   パーフォレーションのデザインはディレクターである私に一任されたとはいえ、アールデコ調を取り入れるかどうかはお客様に確認したいということで、パターンをいくつか提案させていただきました。     決定したのはアールデコ要素の少ないパターン(右下)。   ちょうど手元に50sフローシャイムのベンチレーションがありますが、これに近い形に落ち着きました。   今回のオーダーのこだわりはこれだけではありません。   タンカラーのアッパーに合わせるステッチの色、コバの出し縫いに使う糸の色をそれぞれご指定いただきました。     アッパーステッチはタンカラーより少し暗い色、出し縫いも通常の白ではなく生成りの色に変更しました。よりビンテージ感が出る仕上げに。    ...

『Arch Kerry HAND MADE』MTOをリブランド、10月価格改定のお知らせ

『Arch Kerry HAND MADE』MTOをリブランド、10月価格改定のお知らせ

いつもアーチケリーをご愛顧いただきありがとうございます。ディレクター清水川です。 今日7月5日にアーチケリーは3周年を迎えました。これまで、MTOではたくさんのお客様に靴をお作りいただきました。 様々なご要望を靴に反映させるうちにディレクターである私と工房の職人たちの経験が増え、単なるパターンオーダーを超えたサービスを展開できるようになりました。これまでお作りいただいた皆様にあらためて感謝申し上げます。   理想のアメリカンビンテージを再現する、としてスタートしたアーチケリーのミッションを再定義すべき時と考え、10月1日よりMTOコレクションを新たに『Arch Kerry HAND MADE』とリブランドし、価格を改定することといたしました。 これまでスタイルによって123,000円から130,000円としていた価格を、一律140,000円とさせていただきます。(いずれも税抜き価格) 価格改定の主な理由は、オーダー内容の複雑化による管理コストの上昇、アーチケリーの製作に携わる各職人への工賃を確保するためです。 もちろん資材等も価格が上昇していますが、アーチケリーは国産の材料を多く使っているため、上昇幅はそこまで大きくありません。 今年3月にTHE SHOESHINE & BAR 虎ノ門にて開催したVintage Shoes Nightではアーチケリーのサンプルにない靴をお客様のお好みで製作するというオーダー会を企画しました。ビンテージシューズを愛するお客様にいただいたオーダーの靴は木型から新たに作り始め、ベンチマークとなった靴の再現を目指して現在もパターンの製作が進んでいます。 このイベント以外でもパターンの変更、パーフォレーション(ベンチレーションも!)の追加など、型紙を切りなおす作業を要するオーダーが多くなってきました。いずれもお客様からのご提案によるもので、アーチケリーへの期待の高さを示すものと自分に常々言い聞かせております。 また一方で、アーチケリーの履き心地の良さを評価してくださり、国産のオーダーシューズの作り手として製作を託されるケースも増えてまいりました。アメリカ靴の要素を省く靴のオーダーではコバの張り方を抑えたり、普段は付けないハチマキをつけたりするなど、これまでのオーダーメニューにないカスタマイズを施す必要があります。 こういった1件ごとに細かい仕様の指定が異なるため、ディレクターである私、舘さんはじめとする職人さんチーム間での連絡作業が増えているのが現状となっています。 もちろん靴自体も一級品と自負しています。 グッドイヤーウェルト製法ながらリブを丁寧に叩いて返りを良くするなど、職人のこだわりと手間が惜しみなく込められている靴は「ハンドメイド」を謳って過言ではないと考えています。特に底付けの前後左右のバランスの正確性は職人舘篤史の特筆すべきスキルにもたらされるもの。アーチケリーの美しさを裏付けているのだと思います。   10月からの『Arch Kerry HAND MADE』ではこれまでのオーダーメニューを刷新してご案内いたします。ビンテージシューズの再現を目指す方にはご自身の強いこだわりを込めていただけるサービスを提供し、オーダーシューズのサービスの高みを目指して参ります。引き続き皆様のご愛顧を賜りますよう、心からお願い申し上げます。 2023年7月5日 Arch...